カステルジャパン

トリアック村北西部に位置するシャトー・ウールトゥは、敷地面積が44ヘクタールです。15世紀の貴族の館で、ワイナリーとして著名なシャトー・ウールトゥは、1868年に出版されたエドゥアール・フェレ著『ボルドーとボルドー産ワイン』第2版でクリュ・ブルジョワに格付けされていることから見ても、昔から一目置かれていたことがわかります。

vineyard

地続きの27ヘクタールほどの面積があるシャトー・ウールトゥのブドウ畑は、粘土石灰質の美しいテロワールに広がっています。小さな丘の頂上から広がるブドウ畑は日当たりがよく、小川の「マルグリット」という天然の排水システムができ上がっている谷底へと緩やかに下る斜面にあります。ワイナリーにはまさにうってつけのブドウ畑です。カステルファミリーによって買い取られ、シャトー・デュ・ブスケのミシェル・ソヴァネが醸造を手がけたこのワイナリーはいま、大きな飛躍を遂げています。エキスパートとしてこのワイナリーの強みをすぐにかぎ取ったソヴァネ氏は、樹齢40年と成熟の時を迎えているメルロ種65%、カベルネ・ソーヴィニョン種26%、カベルネ・フラン種5%、マルベック種4%の価値を最大限に引き出す努力を惜しみませんでした。

cellar

質の向上を目指す方針は、醸造施設にも適用されます。近代化された醸造施設には、区画ごとのブドウの量に見合った大きさのステンレス製タンクが装備されています。こうしたタンクには温度管理装置が備えられ、アルコール発酵やマロラクティック発酵などの重要な工程で効率のよい温度調整が図られています。シャトー・ウールトゥは、コート・ド・ブールを代表するワインの一つです。ここでのワイン生産は、テロワールらしさを重視して行われます。抽出とキュヴェゾンがブール地区ワインの特徴であるボディとコクを引き出すような方法で行われるのも、そのためです。

behind the scean

ミシェル・ソヴァネの退職を受け、まだ30歳と若いアントワヌ・ド・オリヴェラが2010年産ワインからシャトー・ウールトゥの醸造を任されています。彼は、前任者の仕事を強調します。「ソヴァネさんが立て直してくれたおかげで、ブドウ畑はいま成熟期を迎えています」。アントワヌ・ド・オリヴェラにとって、シャトー・ウールトゥは、「華やかなコート・ド・ブールワインの中の真珠です。ワイナリーは小さくまとまっていて、テロワールは均質、それに醸造施設も身の丈に合ったものです」。「ここには、コート・ド・ブールの宝石と呼ぶにふさわしいワインを作るためのカードがそろっています。」

 

夏の陽気の春と、春の陽気の夏が訪れた2011 年は、まったく型にはまらないワインができ上がりました。この年の質の高いワインの完成は、素晴らしいテロワールと卓越した醸造技術を饒舌に物語っています。前年の見事なヴィンテージを受け、結果として今年のヴィンテージも良く仕上げてくれたのでしょう。自然と葡萄樹の声をよく聞くことにより、美しい色、フルーティさ、繊細なタンニンを併せ持つ素晴らしいワインとなりました。抜きん出て素晴らしいヴィンテージの2009 年と2010 年の熟成を待つべく、すぐに楽しめる2011 年ワインを自然が作りだしたのでしょう。

tasting

この年のワインは、深紅色で、果実とスパイスの繊細な香りがします。味わいはまろやかで、カシスとサクランボ、バターキャラメルのような風味がバランスよく混じり合い、非常にエレガントな余韻が残ります。

FOOD/WINE PAIRINGS :

田舎風テリーヌ、天然海塩添え鴨のマグレ、ローストビーフ、ソース添え料理、熟成チーズ。

AGING POTENTIAL :

すぐに楽しめますが、冷暗所に寝かせて3〜5年の熟成もお勧めです。

SERVE :

1時間前に開栓。17℃が理想的。

TECHNICAL DETAILS

栽培面積:27ヘクタール
栽培密度:5,000本/ヘクタール
土壌:粘土石灰質、礫混じりの砂質土
品種:メルロー 65%、カベルネ・ソーヴィニョン 26%、カベルネ・フラン 5%、マルベック 4%
熟成:樽で12カ月、うち20%は新樽

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