カステルジャパン

18世紀、城主の住居用に切石を用いて建てられシャトー・モンラベールは、樹齢100年を超える樹木が点在する庭園に囲まれ、近くには宿泊施設を兼ねた建物に衣替えした旧狩小屋もあります。このサンテミリオン・グラン・クリュワイナリーは、リブルヌ街道に位置し、フィジャック台地と「グラース・ディウ」と呼ばれる地区のすぐ近くにあります。やはりグラン・クリュに格付けされているシュヴァル・ブラン、フィジャック、クロ・デ・ジャコバンといった著名なワイナリーも600メートル圏内です。シャトー・モンラベールの起源は、サンテミリオン地区におけるブドウ畑の歴史と重なります。シャトー・モンラベールという現在の名称は、18世紀の城主ジャン・ミシェル・デカーズ=モンラベール殿下の名に由来します。彼はここに大きな邸宅を建てました。邸宅を取り巻く庭園に植えた木はいまでも健在です。

vineyard

 12.5ヘクタールに広がるシャトー・モンラベールのブドウ畑は、地続きであり、古くて厚い礫混じり砂質土でできていますが、その下は粘土層です。平均の栽培密度は1ヘクタールあたり5,600本、平均樹齢は25年です。品種構成は、メルロ種が80%、カベルネ・フラン種が20%となっています。下草生育、畝に沿った工作、区画化、摘葉、グリーンハーベストなど、近年採用されてきた栽培技法が今後も継続されるでしょう。アグリキュルトゥール・レゾネと呼ばれる減農薬農法を取り入れ、すばらしいワインになる高質なブドウを作っています。

cellar

ブドウの収穫は区画ごとに行われます。その後、醸造施設に到着したブドウは、選別台で仕分けされます。ノウハウを駆使し、果実味やタンニンなどを最大限抽出します。発酵と浸漬は温度管理下、コンクリートやステンレス製のタンクで行われます。14ヵ月間、フレンチオーク樽で熟成されます(新樽45%、使用済みフレンチオーク樽55%)。その間バトナージュも行います。果実味を最大限引き出すこと、そして、酸・樽・果実のバランスを取ることが重要になります。

behind the scean

 醸造責任者で栽培主任でもあるリュドヴィック・エローは、ブドウとワインがその良さを最大限発揮できるように気を配ります。これは、ボルドー地方右岸の銘醸ワインらしさとして現れます。シャトー・モンラベールは、2011年産ヴィンテージより、テラ・ヴィティス証明(自然環境に配慮した農法の証明)を取得しました。

カステルファミリーは2009年以降、リュドヴィック・エロー氏を年間を通して補佐するようユベール・ド・ブアール・ド・ラフォレに応援を頼んでいます。カベルネ・フランのエキスパートとしての能力をシャトー・アンジュリュスで発揮しているブアール・ド・ラフォレは、シャトー・モンラベールでもその経験を生かし、ここのすばらしいカベルネ・フラン種が、当地のテロワールでいかんなくその特性を発揮できるよう力を尽くしています。

 

2013 年は、秋から冬にかけて非常に雨が多く、寒い日が続きました。4月中旬にはようやく晴れの日が続き、発芽が開始しましたが、春らしい気候は長く続きませんでした。5月と6月は湿気が多く、7月は夏らしい気候でしたが、乾燥し雷雨が多い月でもありました。8月は穏やかな夏の気候が続き、9月と10月は湿った天気で暖かでした。3段階に渡り、ブドウの選別を行うなどの対応をすることで、無事収穫時期を迎えることができました。

tasting

濃淡がある色の濃さで、深く鮮やかな紅色です。香りは強く、気品ある樽香やスパイスの香りがします。メンソールのすっきりとした香りも、ほのかに感じます。口に含むと、奥深い味わいとバランスの良さを感じます。非常に丁寧に熟成されたこのワインは、下草のアロマ、カシューナッツ、そして、みずみずしい小さな果実の心地よいアロマを感じます。フィニッシュは上品で滑らかなタンニンが長く続き、このグランヴァン特有のさわやかな味わいを感じます。

FOOD/WINE PAIRINGS :

フォアグラとイチジクを散りばめた、ノウサギのテリーヌ、丸々と太った鶏肉のロースト、仔羊の骨付き背肉ジュ添え、ボルドー風肩ロースステーキ、熟成チーズ。

AGING POTENTIAL :

すぐに楽しめますが、5〜6年の熟成もお勧めです。

SERVE :

1時間前に開栓。17℃が理想的。

TECHNICAL DETAILS

栽培面積:12.5ヘクタール
栽培密度:5,600本/ヘクタール
品種:メルロー 80%、カベルネ・フラン 20%
熟成:樽で14カ月
テラ・ヴィティス認証済み

AWARDS

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