History
ヒストリー
カステルグループ会長ご挨拶
カステルグループ会長ご挨拶
1949年の創立以来、私たちは「ハイクオリティーからリーズナブルまで幅広い商品展開で顧客に満足を」という変わらぬ理念を追求して参りました。いま改めて、これまでもそしてこれからもその想いに変わりがないことを皆様にお伝えします。
情熱と志し、強い意欲と効率性を持って、私たちと私たちのパートナーはこれからもワイン・ビールビジネスとソフトドリンクビジネスを追求してまいります。また誇りを持って、顧客の声に耳を傾けながら満足のいく商品の提供に努めてまいります。
初めから、私たちは「たまたま」ワインビジネスを始めたわけではありませんでした。これほどまでに奥が深く、特殊で手のかかる、「ワイン」という一つの生き物に魅了され深い愛情を持ったからに他なりません。ブドウ栽培を行う家族の元で育つ中で、ブドウがワインとなって歴史的、地理的そして人間的にも文化的にも大きな「遺産」であることを知り、真価に気付きました。この想いの中で、私は常々ブドウ栽培方法とその結果であるワインを重視してまいりました。
このワインの歴史を継承し、フランスワインと私たちの商品を発展させるべく、会社設立当時から今後の展開の基となる企業理念を確立致しました。世界のニーズや時代を知り、市場の移り変わりに耳を傾け、世の中の動向や変化に敏感でいること。カステルは常に伝統と現代性が融合する道を選択して参りました。一番新しいところではBarton&Guestier社、バリエール・フレール社やパトリアッシュ社を傘下に収めることで、これらの企業のもつ素晴らしい歴史と私たちの経験やバイタリティーを結合させ、今後更にカステルの名を世界に広めるべく企業活動を行ってまいりたいと思います。我々のアクティビティーを通して顧客やパートナー企業に対し、正当性や永続性をお約束するべく、日々努力を重ねて参りたいと思います。
創設者・カステルグループ会長
ピエール・カステル
カステルファミリーの歴史
1966年ツール・ド・フランスにて:カステルワインの宣伝車
カステルファミリーの歴史
1949年、カステルの9人兄弟姉妹によってボルドーに設立されたカステル社は、以後60年以上にわたって世界各国におけるフランスワインの発展とアフリカのビール・炭酸飲料ビジネス発展に専門知識とエネルギーを注ぎ込んできました。
家族の歴史は、常にブドウに対する深い愛情と顧客や消費者を満足させるため高品質な商品を作り続けることと共にあります。よって、会社の大きな発展も、こうした精神とアイデンティティを犠牲にすることなく行われてきました。
数々の輝かしいサクセスストーリーも同じく、創設者ピエール・カステルのリーダーシップのもとグループはフランスNo.1ワインメーカーとなり、アフリカではビールと清涼飲料ビジネスにおいてNo2メーカーとなりました。ワインビジネスにまつわる独自のノウハウと専門性を追求してきた結果、今日、カステルはワイン製造、ブドウ畑から消費者の手に渡るまでのあらゆる段階で製品の品質をコントロールしています。
数多くの有名ブランドや評判の高いシャトーワインにより、現在カステル社は130カ国以上でワインの販売を行う世界的なファミリーグループ企業となりました。
カステルファミリーは人間的なビジネスを行うこと、ワインを始めとする飲料への深い愛情を具現化するべく企業努力を続けています。
これまでの歴史と培ってきた文化に忠実に、今度もお客様と共に成功の道を歩み続け、私たちのビジネスと誇りある商品たちを推し進めていきたいと思います。
1950-1960
年代からボトリング施設の設立を開始し、ビジネスを拡大。
1960-1970
年代は積極的にブドウ畑を購入。さらに、ワイン関連の地方企業、国内企業、そして国際企業を相次いで傘下に収める。
1992
年、ワイン市場でフランスNo.2であり競合企業でもあったSVF社を買収。
1988
年、世界最大、最古のワイン専門チェーン店ニコラを買収。
1999
年、ラングドック・ルーション地方産の高品質ワインを製造していたドメーヌ・ヴィルジニを買収。
2003
年、フランスワインと世界のワインを販売していたマルザンブランドを買収。
2007
年、ロワール地方のAOCミュスカデでNo.1のソトジョー・ボーキャン社とバッグインボックス市場フランスNo.1のフレドリッシュ社を相次いで買収。
2008
年、ボルドーのネゴシアン オエノアライアンス社を買収。
2010
年、ボルドー最古のネゴシアン バルトン&ゲスティエ社を買収。
2011
年、ブルゴーニュ、ボジョレー地方ワインとKriterを始めとするスパークリングワインメーカーのパトリアーシュ社とGMDF社所有のシャトー・ベイシュヴェル、シャトー・ボーモン、バリエール社の株式50%を取得。
2014
年、ロゼのワインメーカListel社とパートナーシップを締結。
2017
年、Listelを完全買収。カステルは世界最大のロゼワインメーカとなる。
同時に、カステルグループはビールと炭酸飲料部門でも、アフリカで発展してきました。1990年には大手企業BGI社を買収し、グループは今日、数十社のブラッスリーを所有し、世界No.2メーカーのSABミラー社と提携を組んでいます。
60年近く及ぶ歴史の中で、今日カステルグループはワイン、ビール、ソフトドリンクの分野で世界的な企業の一つとなり、高いポテンシャルを保ちながらその発展を続けています。