シャトー・カヴァリエは2000年、ピエール・カステルによって購入されました。このワイナリーは、高級ロゼワインのみを生産しています。ブドウ畑を改良し、醸造室に大投資を行った結果、いまでは大銘醸ロゼワインと肩を並べるまでになりました。ワイナリーは、エクス・アン・プロヴァンスとニースの中間、ヴァール県ヴィドバン村にあります。
Côtes de Provence
Château Cavalier Le Grand Blanc
シャトー・カヴァリエ ル・グラン・ブラン
2024

シャトー・キャバリエのブドウ畑は、モーレ山塊とヴァール県上部のアルプスの始まりの間に位置し、光に恵まれた理想的な場所にあります 。このシャトーの初めての白ワインは、区画ごとの厳選と独自の技術的アプローチから生まれました 。その独創性、アロマの複雑さ、そして美しいミネラル感が特徴です 。
The tasting notes
このワインは、淡く透明感のある色合いをしています。香りは非常に表現力豊かで、洋ナシ、白桃、ツゲの花、ユズ、そしてカレーのタッチなど、幅広いアロマが広がります。口に含むと、フレッシュさとクリーミーさが絶妙なバランスを保ち、その味わいは長く続きます。そして、フィニッシュには非常に塩味の強い余韻が感じられます。
— FOOD/WINE PAIRINGS :
塩釜焼きのシーバス、バターソースでローストしたヒラメ、ロブスターのコライユ(内子)のエマルジョン添え、モリーユ茸ソースの子牛のフィレ肉と完璧に合います
— AGING POTENTIAL :
すぐにでも楽しめますが、冷暗所に寝かせて1年~4 年の熟成もお勧めです。
— SERVE :
10~12℃が理想的。
Technical details
栽培面積:138ヘクタールのうち、厳選された3ヘクタールの区画を使用 。そのうち37%は植物(木、生垣など)で覆われています 。
栽培密度:5,500本/ヘクタール
土壌:砂、粘土質
品種:ロール 65%、クレレット 20%、 セミヨン 15%
熟成:最低4ヶ月から6ヶ月間、樽とドゥミ=ミュイ(大型樽)で部分的に醸造・熟成、その後、1〜2ヶ月間タンクで熟成
HVE認証済み
テラヴィティス認証済み
THE VINEYARD

THE VINEYARD
ワイナリーの面積は、以前の50ヘクタールから130ヘクタールへと広がりました。もちろん、ここで生産するワインの上品でリッチなアロマを損なわないよう品種は厳選され、栽培密度も最適化されています。土壌は基本的に薄層の砂質土であり、排水の良さが特徴です。ワインの敵である炎暑からブドウを守るために、さまざまな手段が尽くされています。
THE VINIFICATION AND THE CELLAR

THE VINIFICATION AND THE CELLAR
醸造室そのものがきわめて断熱性の高い材料(気泡コンクリート)で建てられました。そのため、室温の変化は少なく、夏でも18℃を超えることがありません。ブドウの収穫は、日中の暑さからブドウを守り、わずかたりともアロマを逃さないように朝早くもしくは夜に行われます。すべての発酵タンクは温度管理が可能で、品種ごとに別々に醸造が行われます。これは、シャトーの醸造責任者がブレンドを決定するときに最大限の選択の余地を持てるようにするためです。
Behind the scenes

ワインメーカー:リュカス・プュヨ

テクニカル ディレクター:レア・マズベール