アントル・ドゥー・メール地区の真ん中に位置するシャトー・サンレオンは、8世紀に建てられました。カステルファミリーがシャトー事業を拡大する初期の1957年に購入したシャトーでもあり、ファミリーにとって大きな意味を有するワイナリーです。
Bordeaux supérieur
Château Saint-Léon
シャトー・サン-レオン
2017
2016年の晩秋は乾燥し、翌年の初冬は非常に穏やかな気候でしたが雨が不足しました。春、4月26日~28日の間に霜被害があり、ボルドーの多くのブドウ畑が所々打撃を受けました。しかし、メドックのブドウ畑は河口と水温のおかげで、低地エリアを除いて、この難を逃れました。その後、霜被害があった区画は樹の成長が再開するまでに1ヵ月以上かかりました。夏は良く晴れました。6月は非常に暑く、9月は雨がよく降りました。収穫時期は非常に早く、良質で、害虫被害は全くありませんでした。2017年は、異例尽くしの厳しいヴィンテージになりました。
The tasting notes
深みのある美しい赤色です。食欲をそそる、濃縮したフレッシュな果実の香りです。
なめらかな口当たりで、柔らかなタンニンで味わい深いです。全体のバランスが良く、このヴィンテージらしいフレッシュさを感じます。
— FOOD/WINE PAIRINGS :
ビュッフェ料理、上質なハムやソーセージ、グリル料理、タパス、鶏のロースト、赤身の肉各国料理、熟成チーズ。
— AGING POTENTIAL :
すぐに楽しめますが、3年から4年の熟成もお勧めです。
— Serve :
1時間前に開栓。17℃が理想的。
Technical details
栽培面積:68ヘクタール
栽培密度:6,000本/ヘクタール
土壌:粘土石灰質、粘土ケイ素質
品種:メルロー 80%、カベルネ・ソーヴィニョン 20%
テラ・ヴィティス認証済み
Awards
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テラ・ヴィティス認証
THE VINEYARD
THE VINEYARD
シャトー・サンレオンでは主にメルロー種が栽培されています。当シャトーの位置するアントル・ドゥ・メール地域には、ブドウ栽培に適した斜面のある小さな谷が広がっています。この谷の土壌は粘土石灰質と粘土ケイ素質で、その上を肥沃な沖積土が覆っています。1957年からはブドウ畑の大規模な整備が行われ、今日では1 ヘクタールあたりおよそ6,000 本の植栽密度でのブドウ栽培が可能となっています。
THE VINIFICATION AND THE CELLAR
THE VINIFICATION AND THE CELLAR
シャトー・サンレオンのワインは、メルロ種の口当たりの良さに加え、ジロンド川右岸で生産されるワイン特有のしなやかさとバランスの良さが特徴です。ここでは木製の樽は使用していません。この地のテロワールが育んだ果実のエキスとタンニンの繊細さを引き出すよう醸造されています。
Behind the scenes
寡黙なパスカル・デジャンは、1976 年からこの場所でワイン造りを行っており、今やシャトーの隅々にまで精通している、いわばシャトー・サンレオンのスペシャリストです。フルーティでエレガントな当シャトーのワインは右岸ワインの特徴をよく表現しており、誠実で品格があると彼は言います。彼はこの地で生まれ育ったため、この地のワインを知り尽くしているのです。