アントル・ドゥー・メール地区の真ん中に位置するシャトー・サンレオンは、8世紀に建てられました。カステルファミリーがシャトー事業を拡大する初期の1957年に購入したシャトーでもあり、ファミリーにとって大きな意味を有するワイナリーです。
Bordeaux supérieur
Château Saint-Léon
シャトー・サン-レオン
2022
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2022年は気候条件のおかげでボルドーの赤ワインにとって良いヴィンテージとなりました。乾燥した冬とそれに続く3⽉の涼しい夜により、発芽が遅れ、4 ⽉の霜の影響が抑えられました。6 ⽉の⾬によりブドウの木は干ばつに耐えることができ、夏は暑さにより成長が加速し、9⽉には⾼品質のブドウの収穫が始まりました。
The tasting notes
きれいなガーネット⾊。香りは芳醇で、新鮮なフルーツと繊細なメルロー種の香りがチェリーやラズベリーを連想させます。⼝に含むとフレッシュで滑らかで、美しいハーモニーと⼼地よい軽さを感じます。
— FOOD/WINE PAIRINGS :
タパス、上質なシャルキュトリー、ディジョン産豚のロースト、チーズ(ゴーダ、ミモレット、カンタルなど)とともに食前酒としてもお楽しみいただけます
— AGING POTENTIAL :
すぐに楽しめますが、3年から4年の熟成もお勧めです。
Technical details
栽培面積:68ヘクタール
栽培密度:6,000本/ヘクタール
土壌:粘土石灰質、粘土ケイ素質
品種:メルロー 80%、カベルネ・ソーヴィニョン 20%
ブドウの木が冬眠している間に剪定を⾏い、ブドウの木1本につき約1本のワインを⽣産することを⽬標としています。
間引き、芽の除去、葉の除去などの作業は、植物の密度を制限し、病気の発⽣を防ぎ、ブドウの品質向上に貢献するために⾏われます。肥料の使用を減らすために、土壌の耕作と雑草をそのままにする列を交互にしています。
収穫の約15〜20日前に、ブドウの品質や発達状態を把握するため、成熟度チェック(試飲と果実分析)が⾏われます。果実が詰まった⼩さくて甘い果実から、良いワインが生まれます。
温度を28度以下に保って発酵を⾏い、パンチダウン、ポンピングオーバー、ラックアンドリターン操作で抽出します。試飲後に流出させ、その後約20日間低温で浸軟させます。
18ヵ月の樽熟成を⾏います。試飲により、果実味と飲みやすさのポテンシャルが最も⾼い樽を選択します。
Awards
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テラ・ヴィティス認証
THE VINEYARD
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THE VINEYARD
シャトー・サンレオンでは主にメルロー種が栽培されています。当シャトーの位置するアントル・ドゥ・メール地域には、ブドウ栽培に適した斜面のある小さな谷が広がっています。この谷の土壌は粘土石灰質と粘土ケイ素質で、その上を肥沃な沖積土が覆っています。1957年からはブドウ畑の大規模な整備が行われ、今日では1 ヘクタールあたりおよそ6,000 本の植栽密度でのブドウ栽培が可能となっています。
THE VINIFICATION AND THE CELLAR
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THE VINIFICATION AND THE CELLAR
シャトー・サンレオンのワインは、メルロ種の口当たりの良さに加え、ジロンド川右岸で生産されるワイン特有のしなやかさとバランスの良さが特徴です。ここでは木製の樽は使用していません。この地のテロワールが育んだ果実のエキスとタンニンの繊細さを引き出すよう醸造されています。
Behind the scenes
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ワインメーカー:マクシム・エロー
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テクニカル ディレクター:レア・マズベール