ボルドー市の郊外、サント・ウラリ村にシャトー・マルベックはあります。1860年に建てられた美しいシャトーです。1991年にカステルファミリーの所有になりました。多様性に富んだ非常に豊かなテロワールです。カステルはブドウ畑、そして醸造施設に大きな投資を行いました。シャトー・マルベックでは現在、シャトー・カステル研修実習センター(EF2C)としてテースティングやワインの知識を学ぶことができます。最も素晴らしいと高く評価されているアペラシオン、そこにあるドメーヌから生み出される優れたワインたち。シャトー・マルベックはそのワインを紹介できることを誇りに思っています。

Bordeaux

Château Malbec

シャトー・マルベック

2016

2016ヴィンテージは遅咲きの非常に期待が持てるヴィンテージです。穏やかな冬でしたが、雨が多く降りました。そのような天候が6ヵ月続いたため、ブドウ栽培農家の心配は尽きませんでした。春は涼しく、湿気もありました。ベト病の発生が危惧されました。5月中旬に早い発芽が始まり、続いて早い開花になりました。花の量も十分でした。夏は非常に乾燥していました。6月から3か月ほど雨が降らず菌類による植物病の危険は無かったものの、ブドウの木の成長は遅れました。水分ストレスが多い中、石灰質土壌に蓄積された水分が木を潤しました。7月20日頃にブドウの房が出来上がりました。収穫前の数か月、比較的日中は暖かく夜は涼しいといった気候に助けられ、ブドウが完熟することができました。雨も少し降ったことで果実の糖度と酸度のバランスが良くなりました。収穫期間は長く、そして時期も遅かったです(10月の上旬頃)。しかし大きな問題もなく、滞りなく行われました。

The tasting notes

美しい赤紫色です。香りは強く、赤果実の香りとスパイスのニュアンスがあります。滑らかな味わいです。黒果実と赤果実の非常にフレッシュな味わいが口いっぱいに広がります。

— FOOD/WINE PAIRINGS :

ハムやパテ、鶏肉料理、イタリア風牛のタルタル、グリル料理、マグレ・ド・カナールの胡椒ソース、熟成チーズ。

— AGING POTENTIAL :

すぐに楽しめますが、4~5年の熟成もお勧めです。

— SERVE :

1時間前に開栓。17℃が理想的。

Technical details

栽培面積:38ヘクタール
栽培密度:6,500~7,200本/ヘクタール
土壌:粘土石灰質土壌、地表はピレネー山脈砂礫
品種:メルロー 75%、カベルネ・ソーヴィニョン 15%、カベルネ・フラン 5%、マルベック 5%
熟成:ステンレスタンクとフレンチオーク樽で12ヵ月
テラ・ヴィティス認証済み

THE VINEYARD

THE VINEYARD

ブドウ畑は大半が南向きで、抜群の日当たりです。主に砂利の混ざった粘土質土壌です。丘陵と小さな谷にあるこのブドウ畑は、水はけが非常に良い場所です。数年前よりテロワールとセパージュの相性の研究を完成させるため、大規模な土壌調査が行われました。今日、シャトー・マルベックは完全に調和のとれたブドウ畑へと生まれ変わりました。植樹密度は高く、適した場所にそれぞれのセパージュが植わり、そしてブドウの葉は最大限に日を浴びることで果実を十分に熟成させます。グリーンハーベストは必要な場合行われます。

THE VINIFICATION AND THE CELLAR

THE VINIFICATION AND THE CELLAR

醸造施設はシャトーの大改造をする際に最も重要視されたところです。温度管理可能なみごとなコンクリートタンクは、繊細な醸造と熟成が可能です。同じく温度管理が可能なステンレスタンクは、技術的でモダンな醸造に適しています。愛らしい小ぶりな樽貯蔵室には、フランスやアメリカンオークの樽が貯蔵されています。豊かな果実味を表現するために、樽熟成は果実と樽のバランスを取りながら控えめに行われます。

Behind the scenes

シャトー・マルベックの醸造責任者、アンヌフロール・ロリエはブドウ栽培農家に生まれました。ボルドー大学の醸造学部を卒業後、ボルドー・スーペリユールやオー・メドックで10年以上の経験を積み、2017年よりカステルシャトーの醸造に加わりました。